株式会社 アルファインテル
(ALFAINTER TRAVEL INC.)
観光庁長官登録旅行業 第1835号 (第1種旅行会社)
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ナスカ Nazca
    リマから地上絵に一番近い街がナスカだが、リマからナスカ空港までの定期フライトはなく、陸路でリマから南へ約 450km、車で 6 ~ 7 時間もかかるためリマからの日帰りは難しい。
    ナスカ空港からの地上絵遊覧飛行を計画する場合はリマからナスカへ1 泊 2 泊の陸路移動で、ナスカ周辺の観光ポイントを一緒に回る日程が多い。そして何といってもナスカまで行くと、空からの遊覧飛行で地上絵を見るだけでなく、ミラドール ( 展望台 ) に上り、地上から地上絵を間近に見ることができるのがポイント。ナスカの街はナスカ川の河畔にあり、国内一の綿の生産地だ。またマンゴーなどのフルーツの生産地でもあり、ナスカの地上絵観光の拠点としてホテルも多い。
    ナスカの町は年間の最高気温が平均 30℃を超す砂漠の街だが、アンデス山脈からもたらされる貴重な水を得たナスカ川の恩恵を受け、驚くほど緑かな美しい街だ。そして街を包み込むように、アンデス山脈が背後にそびえる。

ナスカの通りや広場には多くの街路樹が植えられ、緑が豊か。そしてブーゲンビリア等の赤い花々が綺麗な砂漠の中の街。
高さ12mの展望台(ミラドール)はナスカの街から北へ28km、地上絵のほぼ中心、パン・アアメリカン・ハイウエイに沿って建っている。展望台の上からは「手」「海草」の地上絵が見え、地上絵の大きさに驚くだろう。
マリア・ライへ女史が建造したミラドール(展望台)の向いに、2020年2月にオープンした高さ20mの新ミラドール
新ミラドール周辺
ミラドール展望台上空からの眺め

カワチ遺跡 Cahuachi
   ナスカの地上絵が広がっている場所の南のナスカ川の近くの高台で発見された「カワチ遺跡」はナスカ文化時代の祭祀の中心地だったとされ、その神殿跡や日干しレンガで築かれた高さ 20m あまりのピラミッドなどが残っている。

ナスカ文化時代に日干しレンガで築かれた「カワチ遺跡」

パレドネス遺跡と水路 Los Paredones/Los Acueductos de Cantalloc
 パレドネス遺跡はナスカの街から東へ車で 10 分の場所にあるインカ時代の遺跡。日干しレンガで造られていたため、その多くは地震で倒壊してしまった。この遺跡の先に渦巻のような不思議な形状の遺物がある。これはナスカ時代に 30km も離れたアンデスの山から、水を運ぶために造られた水路の水汲み場だ。すぐに蒸発しないように渦巻状に深く掘り下げられて

水路の水汲み場
水がすぐに蒸発しないよう渦巻状に深く掘り下げられている。



イカ   Ica
   イカは首都リマから、パンアメリカン・ハイウェイを南へ約 300km の砂漠の中に位置するイカ州の州都。温暖な気候を利用したブドウの名産地で、ワインやペルー名物のブドウの蒸留酒ピスコがイカの特産品だ。
   イカの空港からもナスカの地上絵遊覧飛行が催行されている。イカ空港からの飛行時間は約 70 分ほど。イカ空港からの遊覧飛行はリマから日帰りも可能で、ツアーもあるが (P.85 混載ツアー参照 )、ナスカ、イカの観光スポットを回る1 泊 2 日の日程も好評である。
   イカ市内から車で 3 分の場所に建つ 「イカ考古学博物館」はこの地域で栄えた文明を紹介している博物館。数多くのミイラが展示されていることで有名だが、中でも「パラカスの頭蓋骨」と呼ばれる外科手術の跡が見られる頭蓋骨は、この文化の高度な医療技術を知ることができる貴重な展示品だ。
   イカの街から車で 10 分程の砂漠地帯にあるオアシスの村「ワカチナ」はイカを訪れる、ほぼ全ての観光客が訪れるイカ一番の観光スポットだ。

イカ考古学博物館の「パラカスの頭蓋骨」は必見。
10体近いミイラも保存されている。
「ワカチナ」での砂漠ツァーのサンドバギーは人気がある。
イカからナスカヘ向かう途中、広大な砂漠の中に忽然とその姿を現す。まるで映画のセットのような砂漠のオアシス「ワカチナ」