新たなナスカの地上絵見つかる
巨大な地上絵で有名な南米ペルーのナスカで、のんびり横たわっているように見える巨大なネコの地上絵が見つかった。約2000年前に作成されたとみられるネコの絵は、ナスカの高原に描かれた他の動物の絵と同じように、地表の暗い色の岩を線状に取り除き、明るい色の岩を露出させることで描かれたものとみられる。
ネコが描かれた丘に登ると、他の様々な地上絵が良く見えるようになっている。
ペルー文化省は声明で、「自然の浸食作用を受けやすい急斜面に描かれているため、この絵はこれまでほとんど見えず、消えそうになっていた」と説明した。今月半ばに、清掃と保全作業を済ませたという。
ペルーにはアンデスネコという野生猫が生息しており、ナスカの地上絵に描かれている猫はこの猫であることが考えられる。
他の緻密な地上絵に比べると少々笑いを誘う和むものではあるため、ペルー政府の今後の見解に期待したい。