インティプンク Intipunku (太陽の門)
インティプンクはマチュピチュから見ると東側に位置し、ケチュア語で「太陽の門」を意味する。マチュピチュの「見張り小屋」手前の分岐から石畳のインカ道へ進む。花崗岩と青い石も使われた石畳の道を上って行く。こう配はそれほど急ではないが、階段状に石が重ねられた場所や岩が点在するような場所もあり、結構疲労感を感じる。40分ほど上った頃「タンボ」と呼ばれる宿泊施設跡があり、この辺りからマチュピチュ全体の素晴らしい景色が見えだしてくる。段々畑が現れるとインティプンクまで後わずか。最後に少し急な斜面を登りきると石を積み重ねた柱の遺跡が林立するインティプンクに到着。ここまで約1時間の行程だ。インティプンク周辺は石積みの遺跡が残っていて、そこでゆっくり休息しながら遠方のマチュピチュ遺跡全景の景観を楽しめる。当時、ここはインカの人がクスコからインカ道でマチュピチュを訪れるのに必ず通る入口だった。
マチュピチュ山 Machu Picchu Mountain
ワイナピチュの向かい側にそびえる約 3060mのマチュピチュ山トレッキングも人気がある。「見張小屋」手前の分岐から向かうことになり、入場口で名前と時間を記帳する。ワイナピチュほど足場は悪くないが、ゴツゴツした石の階段を上って行く。登山途中に見える景色も素晴らしいが、頂上近くの登山道は幅が狭く、急こう配の崖側には柵はないので十分注意が必要。2時間ほどで着く頂上からのマチュピチュ遺跡の眺めは絶景。マチュピチュ山へも入山は1日400人だけ。そして入場は有料で事前予約が必要となる。
インカの橋
「見張り小屋」後方のインカ道を市街地方向と反対に進むと20分ほどで「インカの橋」がある。垂直に切り立った岩の崖に沿って石積みの道があり、その間に丸太の橋が架かっている。マチュピチュに敵が侵入して来たら、丸太を落とす仕組みのようだ。現在インカ橋に立ち入りは出来ず、近づけるのは手前の柵までとなっている。