ペルーのビーチリゾート パラカス
& 野生棒物の宝庫 バジェスタス島
パラカス Paracas
リマから海岸線を南へ約 250km、ピスコから約10km 南のパラカス半島の付け根にあるのがパラカス。チャコ海岸に沿って広がる1km ほどの小さな街で、海岸と砂漠に囲まれた 50m ほどの地域にホテルやレストランが集中するリゾート地。チャコ海岸の南に高級リゾートホテルが数軒あり、リマからナスカの地上絵観光を 1 泊 2 日の行程で組む場合は、このパラカスに宿泊することが多い。
バジェスタス島 Islas Ballestas
パラカスの 20km ほど沖に浮かぶバジェスタス島は、おびただしい数の海鳥、オタリア ( アシカ類 )、そしてペンギンも生息する自然保護地区で、通称リトル・ガラパゴスと呼ばれる野生動物の宝庫。チャコ海岸の桟橋から 20 名乗りほどのスピードボートで出発し、クルーズは所要約 2 時間。ボートはパラカス半島を過ぎると外海に出る。ほどなく前方に島というか大きな黒い岩の塊が見えてくる。これがリトル・ガラパゴスと呼ばれるバジェスタス島。島に棲む海鳥はカツオドリ、アジサシ、そしてペリカンなど多種にわたり、たくさんのオタリア( アシカ類 ) やフンボルトペンギンも生息している。ボートがスピードを緩め島に近づくと、海鳥の鳴き声、オタリアが一斉に吠えだし大変な騒ぎになる。ボートはゆっくり島の周りを進み、野生動物を観察できる。岩山が黒く染まるほどの鳥や動物の数には圧倒されてしまう。
オタリア(アシカ類)や海鳥がはっきり見えるところまでボートは近づく。
カンデラブロ Candelabro
パラカス半島のペヘレイ岬にある不思議な地上絵が「カンデラブロ」( 灯台 ) である。全長約 190m、幅約 70m、線の深さは約 1m、線の幅約 4m に掘られた地上絵は塩分の濃い霧により固められたために砂漠の中でも消えずに残ったようだ。ナスカ同様にプレ・インカ時代に描かれたという説がある。この地上絵は「バジェスタス島」クルーズに参加すれば、最初に船中から見ることができる。