株式会社 アルファインテル
(ALFAINTER TRAVEL INC.)
観光庁長官登録旅行業 第1835号 (第1種旅行会社)
Tel (03) 5473-0541
〒105-0003 東京都港区西新橋1-20-10 西新橋エクセルビル7階

【ペルー】インティライミ – 太陽のお祭り

 

ペルーと聞いて、インカ帝国を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?実は、1年にたった1日だけ、インカ帝国が現代に蘇る日があるのです。
それが、毎年6月24日に古都クスコで開催される インティライミ。
ペルー最大級のお祭りであり、リオのカーニバル、ボリビア・オルーロのカーニバルと並んで、南米三大祭りのひとつに数えられます。

“Cusco, Peru – June 24, 2012: Inca King is participating the Inti Raymi Celebrations on 24 July 2012 at Sacsahuaman Castle Cusco, Peru”

インティライミの概要と歴史的背景

インティライミ(Inti Raymi) は、ケチュア語で「インティ=太陽」、「ライミ=祭り」、 つまり「太陽の祭り」を意味し、インカ帝国第9代皇帝・パチャクティの時代が始まりとされます一年で最も日が短い冬至の日に、アンデスの人々は太陽の再生と大地の豊穣を祈りました。 当時は、皇帝によって行われる神聖な儀式であり、民衆の結束と政治的安定を支える役割も果たしていました。しかし、1533年にスペインによる征服とカトリックの布教により、インティライミは禁止され、1944年まで約400年間その伝統は途絶えます。それでもインカの末裔たちは山間の集落で文化を守り続け、1944年にはクスコ出身の歴史家フランシスコ・エスピノサ・ナバロの提案により、伝統復興の一環として現代の演劇形式の祭りとして復活しました。

■6月24日に開催される理由と冬至の重要性
 インカの人々は、太陽が地球から最も遠ざかる「冬至」を特別な日と捉えていました。
 そこから太陽が「戻ってくる」この日は、自然の再生の始まりであり、アンデス農業暦でも非常に重要な節目です。

現代のインティライミ祭典の特徴

当日は、なんと800人以上の役者が伝統衣装を身にまとい、インカ帝国時代の言語「ケチュア語」でセレモニーが行われます。
 ▷ スケジュール(※例年の流れ)
  出発地点:太陽神殿コリカンチャ(Qorikancha) / 第1部式典:最初の捧げ物の儀式が行われ、祭りが幕を開けます。
      ~ 式典終了後、コリカンチャからアルマス広場へ移動 (パレード) ~
      アルマス広場(Plaza de Armas) / 第2部式典:インカ皇帝とクスコ市長が観衆に挨拶し、街全体が祝祭ムードに包まれます。
  最終目的地:サクサイワマン要塞(Sacsayhuaman)  / インカ時代の巨大な石組みが残るこの地で、祭りのクライマックスが演じられます。
                           数千人の観客が見守るなか、儀式は最高潮に達します。

インティライミ参加にあたってのポイントと注意点

世界中から多くの観光客が訪れるため、6月のクスコはホテルが満室になることが多いです。ホテルは早めの予約をおすすめします。
 ■観光基本情報
   ・開催日 毎年6月24日
   ・時間帯 9:00〜13:00(※変更の可能性あり)
   ・標高 約3,335m(高地なので体調管理に注意)
   ・料金目安 USD 59〜249(観覧席によって異なる)
   ・気候 最低1℃ / 最高20℃(日中と朝晩の寒暖差あり)

Cusco, Perテコ, June, 23th 2018. Inti Raymi Festival in Plaza de Armas, Cusco, Perテコ.

インティライミは、単なるお祭りではありません。
カラフルな衣装、力強い音楽、そして太陽神に捧げる祈りの瞬間は、きっと一生の思い出になります。
少しでも気になった方は、右下の「お気軽にお問い合わせください!」ボタンからぜひご連絡ください。
スタッフ一同、心を込めてあなたの旅をサポートいたします。