パルパの地上絵 Lineas de Palpa
パルパの地上絵はナスカの地上絵と同じく、西暦200 年~ 700 年まで栄えたナスカ文化のものもあるが、その多くはナスカの地上絵よりも、もっと古い紀元前 500 年~西暦 200 年のパラカス文化やトパラ文化のものと考えられている。ナスカの地上絵は平地にある為、大半が上空からしか見えないが、ナスカの地上絵よりも少し北のパルパ台地にあるパルパの地上絵は山腹に描かれていて、地上からも見ることができる。
ナスカの地上絵の多くが直線や幾何学図形であるのに対し、パルパの地上絵は人間の絵が多く、フリーハンドで書いたように、しかも横向きに描かれている絵が多いのが特徴。パルパの地上絵だけを見学するフライトはなく、パルパの地上絵を見るには、ナスカの地上絵とセットにしての遊覧飛行となる。ナスカの北約 25km にあるミラドール ( 展望台 )からは、周囲を取り巻く丘の斜面に「4 人のシャーマン ( ファミリー )」の地上絵がはっきりと見える。